2025/03/12 13:14
ジェラートとはイタリア語で“凍った”という意味の言葉で、アイスクリームやシャーベットの総称として使われます。
ジェラートの歴史は非常に古く、旧約聖書にもその存在が記載されているようです。
映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーンが演じたアン王女がジェラートを食べるシーンが有名ですが、
この映画の公開日が1953年8月27日だったことから、日本ジェラート協会は8月27日を"ジェラートの日"に制定しました。


日本では、アイスクリーム類は成分の含有量によって上記のように法令でアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスなどに分類されます。
(イタリアではこのような区分けはありません。)
ジェラートはフレーバーごとに異なりますが、アイスクリーム、アイスミルクの分類になります。
アイスクリームは「アイスクリーム類および氷菓の表示に関する公正競争規約」により、乳脂肪分以外の脂肪の添加が禁止されています。
牛乳やクリームなど乳製品以外の植物油脂を使ってコクを出したものを、アイスクリームとして販売しないように定めています。
ラクトアイスは乳固形分が3.0%以上、乳脂肪分の成分規格がないため、乳脂肪分の代わりにヤシ油やパーム油などの植物油を使用することがあります。
そして、この3つの分類の中で最も安価に作ることができます。
ジェラートには植物油脂を入れることはありません。

ジェラートは一般的なアイスクリームと比べ脂肪分が少ないのでさっぱりとした味わい、そして果物やナッツなど素材の風味が活きるのも魅力です。
また、ジェラートは攪拌しながら冷却し、空気を含ませることで滑らかな食感に仕上げます。
この空気の割合をオーバーランと呼びます。
ソフトクリームはオーバーランが40~60%で軽い口当たりであることに対し、ジェラートは30%と少ない為、密度が濃く、より濃厚で滑らかな舌触りが楽しめます。
さらに、ジェラートは一般的なアイスクリームより少し高めの温度(約-12℃〜-15℃)で提供されるため、口に入れた瞬間に素材の味が引き立ちます。
さらに、ジェラートは一般的なアイスクリームより少し高めの温度(約-12℃〜-15℃)で提供されるため、口に入れた瞬間に素材の味が引き立ちます。

Carina Gelato Factoryのジェラートは、北海道産の新鮮な牛乳、生クリームを、イタリア、カルピジャーニ社のパステライザーを使い
低温殺菌しながらベースミックスを作ります。
ベースミックスの固形分と水分のバランスが、ジェラートのなめらかさや口当たりを決定づけます。
このバランスは糖分、ミルクの脂肪分の割合によって変わる為、長年の経験から各フレーバーごとに細かく設定しています。
これが最高な舌触り、滑らかさに繋がります。


このベースミックスをジェラートフリーザーに様々な材料とともに入れることでオリジナリティ豊かなフレーバーのジェラートが出来上がります。
Carina Gelato Factoryではイタリア、エルフラモ社のジェラートフリーザーを使っています。
ジェラートはパステライザーとジェラートフリーザーを使って作りますが、もう一つ重要な機器があります。
それが「ショックフリーザー」です。
このショックフリーザーの瞬時の凍結機能が、出来上がったジェラートの味、舌触りの長期保存に大きな効果を発揮します。
作りたてのジェラートを急冷しジェラート表面を凍結させることで、氷結晶を安定させ空気の抜けによるへこみを防ぎます。
その後、冷凍庫で保存することでゆっくりと作りたての状態に戻ることから長期間出来立ての味をキープすることができます。
お届けしたジェラートは冷凍庫から出してそのまま食べるのではなく、数分おいて柔らかくし、
スプーンなどで空気を含めるように練りながら食べるとより美味しくいただけます。
是非試してみてください。
是非試してみてください。